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大きな遅刻より5分の小さな遅刻の方が信頼を失いやすい理由

遅刻
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お金はたとえ損しても後から幾らでも稼げますが、時間は一度失ったら二度と取り戻すことはできません。

社会でも相手の貴重な時間を奪う行為である遅刻は、信頼関係を大きく損なわせてしまいます。

そして遅刻と言っても数時間レベルの大遅刻から、5分程度の小さな遅刻まであると思います。

実は相手からの評価を落としやすいのは、後者の5分間の遅刻なのです。

そこで今回はなぜ1時間の遅刻より5分の遅刻が危ないのかを説明していきます。

なぜ私たちは遅刻してはいけないのか

幼い頃から私たちは、遅刻をしてはいけないというマナーを教わってきました。

遅刻をしたら相手に迷惑をかけるからというのが理由ですが、もう少し掘り下げていくと、それは相手の時間を奪う行為だからとも言えます。

「Time is money」という言葉をよく聞きますが、お金は後から増やすことはできても、時間は一度失えば取り戻せません。お金よりも時間のほうが遥かに貴重な資源なのです。

時間の大切さを理解している人ほど、遅刻に対して厳しい態度を取ります。

どんなに多忙でも時間を守ることを心がけ、遅刻を避けるようにします。

遅刻は大事な時間を相手から奪う行為という認識なので、遅刻をしないよう注意します。

同時に、相手の遅刻に対しても厳しく接することも多く、遅刻を繰り返す相手は信頼しない傾向にあります。

このように遅刻=時間泥棒という認識がある人ほど遅刻を徹底して避け、時間厳守で動きます。その結果、周囲からも誠実な人だと信頼されるのです。

ただしどんな人でも、やはり時には予期しないことが起こり、遅刻はしてしまうものです。

そして重要なのが遅刻には2種類あって、予定時刻から数時間規模の大きな遅刻と、5分〜15分前後の小さな遅刻です。

普通に考えると、前者の1時間レベルの遅刻の方が深刻だと思いますよね。

でも実際には、5分レベルの遅刻の方が信頼関係へのダメージは大きいのです。

数時間の遅刻には正当な理由があることも多い

数時間レベルの遅刻の場合、実際には不可抗力による正当な理由があることも珍しくありません。

ここで言う不可抗力というのは、交通渋滞や台風などの気象によるもの、電車移動なら人身事故での遅れなどが該当します。

天気予報を確認して早めに出発する程度の対策はできるかもしれません。ただ、やはり本人がいくら注意しても予期せず巻き込まれてしまうケースが大半です。

そしてトラブルによる遅刻は周囲が理解を示してくれることが多く、「なら仕方がないよね」と許してもらいやすくなります。

また、1時間といった大々的な遅刻なら事前に遅れる旨を連絡するはずなので、余計な心配をかけることもありません。

そのため1時間の遅刻でも相手の印象が悪くならず、信頼関係も保たれます。

5分の遅刻は本人の未熟さが原因

一方で5分の遅刻は不可抗力によるものではなく、大抵の場合が本人のミスです。

寝坊や計画の甘さなど、遅刻者側に責任があります。

遅刻の背景にあるのは時間の軽視、そして相手への軽視です。

相手の都合や感情を軽視して自分の都合を優先した結果が、5分間の遅刻という形で表れます。

5分の遅刻というのは、相手からしても微妙に注意しづらい遅れです。そのため最初は相手も許してくれるでしょうが、たとえ軽い遅刻でも繰り返せば相手のイメージも悪くなるでしょう。

まとめ

このように1時間の遅刻と5分の遅刻というのは、同じ遅刻でも背景が全く異なります。

1時間規模の遅刻は本人の責任ではなく、渋滞など不可抗力な要因がほとんどです。

正当な理由の遅刻なので周囲の人も納得しやすく、人間関係に亀裂は入りません。

一方で5分の遅刻は本人の未熟さが原因なので相手もストレスを溜めやすく、人間関係に与えるダメージも大きくなります。

たとえ5分の遅刻と甘く見ずに、自分にとっても相手にとっても時間は貴重な資源なのだと意識して行動するようにしましょう。